沖縄県本部町『ヒルトン沖縄瀬底リゾート』

「瀬底島」のビーチリゾートで非日常に浸る

2022.07.12

沖縄県本部町 × ヒルトン沖縄瀬底リゾート

日本には旅の目的地になるホテルや、ふるさとに帰ったような気持ちになれる旅館があります。この記事では、人々の記憶に残る「とっておきの宿」をふるさとLOVERSナビゲーターが訪問し、その魅力をたっぷりとご紹介します。今回訪れたのは、自然豊かな沖縄の離島・瀬底島にあるヒルトングループ初のビーチリゾート「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」です。

ヒルトン日本初のビーチリゾート!

那覇空港から車で約1時間半。沖縄県国頭郡本部町(もとぶちょう)は、東シナ海に突き出た本部半島が大半を占める、海に囲まれた町です。「沖縄美ら海水族館」や「備瀬のフクギ並木」など、沖縄屈指の人気観光地はあるものの、賑やかなエリアはごく一部。観光地から少し離れれば、美しく、静かな自然がひたすら広がっています。

そんな本部町の中でもひときわ自然豊かな場所が、半島と瀬底大橋でつながる離島、瀬底島(せそこじま)。本島とは切り離されたような、ゆったりとした時間が流れるこの離島に、2020年、「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」が誕生しました。

写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート
写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート

日本国内のヒルトンホテルは、都市部にある「シティタイプ」が主流ですが、ここはグループとしては日本初となるビーチリゾートタイプ。正面には沖縄本島随一の透明度を誇る「瀬底ビーチ」が広がります。

抜群のロケーションとはいえ、なぜヒルトンは多くのリゾートエリアを有する沖縄において、瀬底島を選んだのでしょう?その理由こそ、ヒルトンが大切にする想いに基づくものでした。

離島という特別な場所で心からリフレッシュ

「自宅のようにくつろげる空間を提供するために、瀬底島ほどぴったりの場所はありません」。総支配人の宮沢麻央さんは、瀬底島にヒルトンが作られた理由を教えてくれました。

「日常の忙しさを忘れて心からお寛ぎいただくために、『瀬底』という非日常的なロケーションは最適です。さらに目の前に『瀬底ビーチ』があるということもポイント。マリンアクティビティを楽しんだり、ただ海を眺めたりと、お客さまそれぞれがお好きな時にお好きなスタイルでリフレッシュできるのも瀬底島の魅力です」

光注ぐ明るい客室は、青い海のグラデーションが一番の主役

写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート
写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート

宮沢さんが言うように、このヒルトンの最も大きな特徴の一つが、海がすぐそばにあること。館内のいたるところからオーシャンビューを眺められる造りになっており、部屋も例外ではありません。今回は、数ある部屋の中でも特に眺めのいい「キングデラックススイート オーシャンビュー」を案内していただきました。

2階〜9階の各フロアの角に位置した70平方メートルもの広さを誇るスイートは、2面が大きなガラス張り。まばゆいほどに太陽の光が注ぐ室内は、実際の広さ以上の開放感を感じます。リビングとひと続きのテラスも広く、ふかふかソファに身を任せれば、じんわり疲れがほどけます。

テラスに出れば、目の前には一面の海!沖縄に住んでいれば見慣れたはずの海ですが、遮るものが何もない水平線はやはり感動ものです。遠方に見えるのは、本部半島の北西9kmの海上に浮かぶ伊江島(いえじま)。晴れた日には、とんがり頭が愛らしい城山(タッチュー)もかなりクリアに見えます。

写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート
写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート

バスルームは、海が見られるビューバスタイプ。高層階なら人の目は全く気にならないので、ブラインドを下げなくても大丈夫なほど。湯船につかりながら、刻々と変わりゆく海と空の色、サンセットを眺めるひと時。まさに「日常を忘れられる」しつらえにため息がもれます。

写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート
写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート

もう少し気軽に、コンパクトに宿泊したい方には、「ゲストルームオーシャンビュー」もおすすめ。窓の外の青さがよく映えるよう、ナチュラルでシンプルなインテリアで統一された部屋は、コンパクトとはいえ36平方メートルと十分ゆとりがあります。

このまま夜までお部屋でくつろぐのもよし、ですが、ここはビーチリゾート。せっかくですから、リゾートならではのアクティビティを体験してみることにします。

ビーチリゾートならでは。充実のマリンプログラム

写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート
写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート

まずは屋外のメインプールへ。3月〜10月まで利用できるプールは、子ども用の水深の浅いエリアもあり、ファミリーにぴったり。水の中に入らなくても、プールサイドに設置された天蓋付きのベッドを利用すれば、日差しをよけつつリラックスできます。

悪天候時や冬季には、28℃の水温に保たれたジャグジー付きの屋内温水プールがおすすめです。屋外プールと行き来できるので、プールでたっぷり泳ぎたいアクティブ派も大満足間違いなし。

写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート
写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート

屋外プールから徒歩2分の、瀬底ビーチでのアクティビティも充実。約800mもの白い砂浜が続く天然ビーチは砂がサラサラで心地よく、裸足で歩いても痛みは感じません。この砂の上で行うビーチヨガは、人気の高いプログラムの一つ。サンライズとサンセット時に開催され、太陽の光を受けながら、自然との一体感を味わえます。

写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート
写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート

海の中でのアクティビティは、シュノーケリングより深く潜れ、ダイビングより気軽に海の生物と触れ合える「シーウォーカー」が人気。瀬底ビーチ近海に広がる珊瑚畑やカラフルな魚が生息する海中での体験は、感動もひとしおです。

地産地消の料理を通し、本部町の恵みを知る

写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート
写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート

アクティビティを存分に楽しんだあとは、お待ちかねの夕食です。3つのレストランから、今回はイタリアンレストラン「セマーレ」を選びました。もちろんこちらのレストランもオーシャンビューで、中でもテラス席はサンセットタイムの特等席。予約がおすすめです。

沖縄北部、通称「やんばる」で育まれたブランド肉や野菜、漁港で直接仕入れた新鮮な魚介類を、カジュアルなイタリアンのコースで。トリュフ香る「もとぶ牛のカルパッチョ」や、ピザ窯で焼き上げる沖縄県産鮮魚のカルトッチョ(包み焼き)など、ローカルな食材を用いたオリジナリティ溢れる料理は、ぜひ食べておきたい逸品です。ワインの品揃えにも定評があり、宮沢総支配人いわく「気軽にソムリエにペアリングをオーダーしてくださいね」とのこと。

写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート
写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート

地産地消を大切にしているのは、レストランを「やんばるのプロモーションの場」として位置付けているから。「食事を通してローカルな特産品を知り、もっと本部町を好きになっていただきたい」と、地元と共に歩み、一丸となって地域の発展を目指します。

離島ならではの時間に身をゆだねる心地よさ

写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート
写真提供/ヒルトン沖縄瀬底リゾート

ディナーが終わる頃、外から聞こえてきたのは「ド〜ン」という大きな音。2021年から始めた打ち上げ花火を、今年の5月からは毎週土曜に開催しています。

花火が終わり、静けさが際立つ夜の瀬底島は、輝くような昼間の海と空から一転して幻想的。温かな潮風が吹き抜け、一層時の流れが緩やかに感じられます。2021年に奄美大島、徳之島、西表島とともに世界自然遺産に登録された沖縄島北部。その大自然へのアクセスも良好な瀬底島は、大きな海と空を満喫できる場所です。ここにしかない風景は、旅人たちを非日常へと誘ってくれます。

施設情報はこちら

施設名
ヒルトン沖縄瀬底リゾート

住所
沖縄県国頭郡本部町瀬底5750

電話番号
0980-47-6300

※施設に属する情報に関しましては、予告なく変更となる可能性がございます。ご訪問の際は各施設のホームページ等で最新の情報をご確認いただきますようお願いいたします。

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地域ナビゲーター

仲濱 淳

沖縄支部 地域ナビゲーター
仲濱 淳

生まれも育ちも埼玉県。東京でテレビ制作会社や出版・イベント会社へ勤務するかたわら、海ナシ県で育ったせいか海への憧れが異常に強く沖縄病に罹患。沖縄の観光系企業への転職を機に13年前に移住し、Webマガジン、情報誌の編集を経て、フリーランスに。うちなーんちゅの夫と娘とともに、海がかろうじて見える那覇に住んでいます。