鹿児島県屋久島町『sankara hotel&spa 屋久島』

バトラーがもてなす屋久島のオーベルジュ

2021.12.12

鹿児島県屋久島町 × sankara hotel&spa 屋久島

日本には旅の目的地になるホテルや、ふるさとに帰ったような気持ちになる旅館があります。この記事では、人々の記憶に残る「とっておきの宿」をふるさとLOVERSナビゲーターが訪問し、その魅力をたっぷりとご紹介します。今回訪れたのは、鹿児島県屋久島町にありホスピタリティあふれるバトラーが迎えてくれるオーベルジュ「sankara hotel&spa 屋久島(サンカラ ホテル&スパ やくしま)」です。

島時間が流れるオーベルジュを旅の拠点に

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

豊かな自然と人々の暮らしが共存する鹿児島県の「屋久島」。自然に囲まれてゆっくり過ごしたり、アクティビティで思い切りリフレッシュしたりと、一年を通して多くの観光客が訪れる人気リゾート地です。一歩島へ踏み入れると、日常の煩わしさはどこへやら。潮の香りや木々のさわめきに包まれ、伸びをして深呼吸!心も体もほぐれる旅のはじまりです。

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

そんな屋久島旅の拠点に選んだのが「sankara hotel&spa 屋久島(サンカラ ホテル&スパ やくしま)」。ホスピタリティあふれるバトラー(執事)が迎えてくれ、島食材をたっぷり使った“屋久島フレンチ”が味わえる人気のオーベルジュです。

旅を思い切り楽しめるようバトラーがサポート

島の南東、海を望む高台にある「sankara hotel&spa 屋久島」。事前に相談すれば屋久島空港から無料で送迎してくれます。空港からホテルまでは車で40分ほどですが、島の楽しみ方や見どころを聴きながらのドライブはあっという間です。ホテルに到着後、迎えてくれたのはバトラーの下田千恵子さん。なんと、sankara hotel&spa 屋久島はすべてのお部屋がバトラー付きなのです。施設の案内やお食事の時間はもちろん、旅行中のプランについてまで屋久島旅のありとあらゆることをバトラーの皆さんがお手伝いしてくれます。

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

「ご予約をいただいたときから、バトラーとしてみなさんの旅のお手伝いがはじまるんです」と下田さん。屋久島でどんな風に過ごしたいか、どんな体験がしたいかなどの相談にのってくれ、観光プランの作成やアクティビティ、レンタカーの手配まで、旅が順調に進むように訪れる前からアシストしてくれます。さらに、バトラーサービスは予想を上回るきめ細やかさ。

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

「トレッキングから帰ってきたら、お風呂にお湯がはってあって感動した」「アクティビティで早朝出発の際は、朝食代わりにパンのセット(「パン包み」)を準備してくれた」など、一歩前をいくサービスでゲストからは喜びの声があがります。

部屋はおこもり感ある3タイプ。島に優しいアメニティも

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

至れり尽くせりのバトラーサービスからはじまる屋久島の旅。そのおもてなしに早速胸を満たされ、さらなる期待感を持ってお部屋に向かいます。お部屋は、本館にあるサンゆうスイート(写真上)のほか、海を望むウッドデッキでくつろげるヴィラスイート(写真下)、緑に包まれたヴィラタイプなどの5種類。

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

木々に囲まれた広い敷地内に点在するヴィラへは、専用カートに乗って移動するため荷物がたっぷりあったり、体力に不安があったりする方も安心です。敷地内を移動したい際は、バトラーに連絡すればカートで迎えにきてくれます。

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

またアメニティにも注目を。ホテルの敷地内で採れた水や屋久島で育つ花、果実のエキスを使ったオリジナルコスメ、自然由来の素材でできた歯ブラシ、天然木と豚毛でできた持ち帰りOKのヘアブラシなど、ナチュラルな素材のものがそろいます。「私たちは屋久島の恩恵を受けることで、皆さんにさまざまなサービスを提供できています。屋久島ありきなんです。屋久島と共存していくためにも、環境に配慮したものをそろえていきたいんです」と下田さんは話します。

手に届く範囲の食材で生まれる”屋久島フレンチ”

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

旅のお楽しみといえば食。オーベルジュであるsankara hotel&spa 屋久島には、カジュアルに楽しめる「ayana(アヤナ)」、本格コース料理を提供する「okas(オーカス)」(写真上)の2つのフレンチレストランがあります。

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

okasは、スイートルームに宿泊するゲストの夕食会場ですが、追加料金を払えばどのお部屋に宿泊している方でも利用OK。「連泊される方はayanaとokasを交互に使われたり、記念日に合わせてokasで食事を楽しまれたりしています」と下田さんが教えてくれました。

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

okasで料理長を務めるのは、林謙児さん。「地産地消」をコンセプトに、屋久島の食材を生かした創作フレンチを生み出しています。「屋久島に位置するオーベルジュとして、その環境を生かした料理を心がけています。ホテル内には小さな畑もありますが、それ以外にも島内に契約農家がいくつかあり、ほぼ毎日、私が顔を出しているんです。ほとんどが無農薬栽培に取り組む農家さんで、畑の野菜以外にもその周囲の野草や花を摘んで料理に使うこともあるんですよ」。

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

都会から訪れた人が驚くのが、野菜のおいしさなのだとか。「手が届く範囲にある食材で作るから、新鮮でおいしいのです。もちろん、何でも手に入る都会と違って、島の中の食材で料理を作ろうとすると制限も出てきます。でも、今使える素材で何を作ろうと考えると新しいひらめきが生まれたりする。新しい味の組み合わせを見つけたときはうれしいですね」と声を弾ませて話してくれました。林さんが生み出す”屋久島フレンチ”を目当てに訪れるゲストもいるほど。島の恵みが詰まった唯一無二の味が楽しめます。

癒やしを求め何度も訪れたくなる場所

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

レストランで夕食を楽しんだあとは、24時間利用できるライブラリーラウンジでドリンクとともに読者を楽しむのもおすすめです。もちろん、お部屋に戻ってゆっくり過ごしても。

屋久島の夜空、特に新月の日は満天の星空が広がっています。なにをするでもなく心地よい空間に身をゆだね、島の空気に触れる時間は何よりの贅沢。息をするたびに、体の中が洗われていくような、なんともいえない多幸感に包まれます。

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

「ゲストのみなさんは、島の空気感や雰囲気、人のあたたかさに魅了されて屋久島に訪れているのだと思います。普段はお忙しくされているであろう方々が、自分へのご褒美として訪れる場所。リピーターの方もとても多くて、私たちも”おかえりなさい”ってお迎えするんです」と下田さんは話します。

写真提供:sankara hotel&spa 屋久島
写真提供:sankara hotel&spa 屋久島

屋久島に求める”癒やし”を、心置きなく満喫できる「sankara hotel&spa 屋久島」。初めてでも戸惑うことなく、何度訪れても新鮮さが感じられ、屋久島の魅力にどっぷりと浸かっていられるのもバトラーの皆さんのそっと手を差し伸べるようなサービスのおかげなのでしょう。せわしない日々に距離を置いて心を洗い、自分を労ることで「明日からまた頑張ろう!」と日常に戻る元気がもらえる、そんな場所がここにあります。

施設情報はこちら

施設名 sankara hotel&spa 屋久島

住所 鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生553

電話番号 0997-47-3488

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地域ナビゲーター

福島 花咲里

九州支部 地域ナビゲーター
福島 花咲里

生まれも育ちも鹿児島県。現在は南九州市頴娃町(えい町)を拠点に、フリーランスのブロガー、ライターとして活動しています。2016年11月より個人ブログ「ONESELF Lab|ワンセルフラボ」の運営を開始し「わたしと町の研究所」をコンセプトに、日々の田舎暮らしを記録。ケの日に寄り添った文章表現が得意です。