滋賀県高島市・大津市

琵琶湖にしかない絶景を、湖畔と空から満喫

2020.12.27

滋賀県と聞いて多くの方がイメージするのが琵琶湖ではないでしょうか。日本最大の湖で関西人の生活を支える水源ですが、実は琵琶湖周辺には自然や歴史を感じられるスポットがいっぱい。

国内有数の観光地京都から少し足を伸ばして、今回は湖西とよばれる琵琶湖西側の高島市と周辺の観光スポットをご紹介します。

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1日目

  13:00 SNSで話題沸騰!「近江の厳島」

まず最初に向かったのは白鬚神社(しらひげじんじゃ)。国道を挟んで琵琶湖のすぐそばに社殿があり、湖の中にそびえる鳥居が写真映え抜群と、SNSによく投稿されています。近江最古の大社であり、延命長寿のご利益があるとされます。お邪魔したのは平日でしたが参拝客が途絶えることはない人気ぶりです。

別名「近江の厳島」ともよばれ、湖面に鎮座する朱塗りの鳥居を見られる全国でも数少ないスポットです。神社前の国道は交通量が多いため、鳥居に見とれすぎないよう注意が必要です。

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施設名

白鬚神社

住所

滋賀県高島市鵜川215番地

電話

0740-36-1555

受付時間

9:00〜17:00(授与所)

休業日

なし

 

※施設に属する情報に関しましては、予告なく変更となる可能性がございます。ご訪問の際は各施設のホームページ等で最新の情報をご確認いただきますようお願いいたします。

  14:00 山頂から琵琶湖を眺める絶景スポット

湖面間近の琵琶湖を見たあとは、はるか高い位置から琵琶湖を眺められるびわ湖バレイへ。琵琶湖西岸には比良山系とよばれる山が連なり、そのうち打見山と蓬莱山の山頂にかけて位置するのがびわ湖バレイです。

ウインターシーズンはスキー、グリーンシーズンはワイヤーで滑り降りるジップラインアドベンチャーなどのアクティビティを楽しめます。最大121名乗りの大型ロープウェイ颯爽と乗車し、麓から打見山山頂へ。空、山、湖が眺められる山頂からの景色はまるで別世界です。

打見山山頂にあるびわ湖テラスThe Mainではゆったりチェアに腰掛けながら、びわ湖のパノラマビューを一望できます。さらに贅沢なひとときを楽しみたい方は有料席のインフィニティラウンジへ。シャンパン片手に絶景を独り占めする優雅な時間が満喫できます。

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施設名

びわ湖テラスThe Main

住所

滋賀県大津市木戸1547-1

電話

077-592-1155

営業時間

9:30~16:30(営業時間は期間によって異なります)

休業日

11月24日(火)〜12月25日(土)までは休業となります

 

※施設に属する情報に関しましては、予告なく変更となる可能性がございます。ご訪問の際は各施設のホームページ等で最新の情報をご確認いただきますようお願いいたします。

  16:00 和モダンリノベの町家ホテルで宿場町を満喫

「1泊して琵琶湖周辺の観光を楽しもう」そんな方におすすめなのが「商店街ホテル 講 大津百町」です。大津はかつて東海道五十三次最大の宿場町として栄えました。当時、最も賑わい、今も商店街があるエリアに、「講 大津百町」の7棟13室が点在します。雑誌『自遊人』を発行し、体験型宿泊施設を運営する株式会社自遊人と、木の家を専門に住宅や古民家再生を手掛ける谷口工務店がタッグを組み、築100年超えの町家7棟をリノベーションしました。ホテル内で完結するのではなく、周辺の飲食店や店舗を回遊して楽しむことをコンセプトにしています。

7棟あるうちの5棟は1棟貸し切りスタイルの客室で、誰にも邪魔されず町家ステイが可能。遠慮なく家族や友人グループでくつろぐことができます。築100年を超える古民家がベースながら、細部までリノベーションが行き届いており、不便さを全く感じないどころか、北欧家具を多く取り入れたインテリアが上質な和モダンの空間を演出しています。

「町を回遊して楽しんで」と言われて「どこに行けばいいか迷う」なんて心配はご無用です。近所の名店をスタッフが案内するガイドツアーを毎日開催しています。約1時間でホテル周辺のおすすめのお店を紹介するので、下調べなしでもOK。町全体で楽しむ体験型宿泊を一度お試しあれ。

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施設名

商店街ホテル 講 大津百町

住所

滋賀県大津市中央 1-2-6

電話

077-516-7475

営業時間

チェックイン 16:00~21:00、チェックアウト 11:00 ※事前連絡をすればチェックインは24:00まで可能

休業日

なし

 

※施設に属する情報に関しましては、予告なく変更となる可能性がございます。ご訪問の際は各施設のホームページ等で最新の情報をご確認いただきますようお願いいたします。

2日目

  11:00 四季折々の姿で魅せる巨大並木道

2日目に紹介するのが高島市を代表する観光スポット、メタセコイアの並木道です。約2.4kmにわたり約500本のメタセコイアが綺麗に並んでいて圧倒されること間違いなし!マキノ高原に位置していて爽やかな空気でいっぱいです。深い新緑の時期から、真っ赤に燃える紅葉、雪化粧する真冬まで、四季折々の姿で訪れる人を魅了します。

ドライブがてら車窓から眺めるもよし、カメラを携えて側道を歩くもよしな絶景スポットです。並木道の玄関にあたるマキノピックランドでは、果物狩り体験やカフェも楽しめるので、ドライブだけでなくじっくりマキノ高原を満喫することも可能です。

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施設名

マキノピックランド

住所

滋賀県高島市マキノ町寺久保835-1

電話

0740-27-1811

営業時間

センターハウス 9:00~18:00(11月~3月は17:00まで)

休業日

水曜日(祝祭日は翌日) ※メタセコイア並木紅葉時期(11月中旬~12月上旬)は無休

 

※施設に属する情報に関しましては、予告なく変更となる可能性がございます。ご訪問の際は各施設のホームページ等で最新の情報をご確認いただきますようお願いいたします。

  12:00 自家製竈で炊き上げるこだわりご飯

高島市でおすすめランチといえばここ、「ソラノネ食堂」。店主の松山剛士さん自らが作った竈(かまど)で炊くご飯が自慢のお店です。元々はブルーベリーの栽培を目的に現在の土地を開墾。収穫のお手伝いさん達のためにトイレや食事場所を作っていたらいつのまにか現在のソラノネ食堂に!お店の裏の広大な敷地にあるブルーベリー畑はもちろん現役で、ジュースなどの加工品の提供も行っています。

お店の看板であるご飯は、地元産のお米を裏山で集めた薪を使い、毎日汲み上げる水で洗米し炊飯しています。ボタンを押すだけで炊飯器が炊いてくれる時代にこれだけ手間暇をかける理由は「地産地消のおいしいお米を食べてもらいたいから」と松山さんが教えてくれました。

ランチでいただいたのは、こだわりが詰まったお米を堪能できる「かまどご飯セット」。粒が立ってもちもちのお米は絶品で、地元野菜で作るおかずも調味料に頼らない素材の旨味を感じられる逸品でした。日常生活ではなかなかお目にかかれない「竈(かまど)で炊くご飯」をぜひ味わってみてください。

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施設名

ソラノネ食堂

住所

滋賀県高島市安曇川町田中4942-1

電話

0740-32-3750

営業時間

10:30〜17:00 (ランチ15:00ラストオーダー)

休業日

木曜日(年末年始休み)

 

※施設に属する情報に関しましては、予告なく変更となる可能性がございます。ご訪問の際は各施設のホームページ等で最新の情報をご確認いただきますようお願いいたします。

関西の観光地というと大阪、京都、奈良に目を奪われがちですが、滋賀の琵琶湖周辺にはここでしか見られない景色がたくさんあることをご紹介しました。日本最大の湖を抱えるだけあって自然の雄大さは関西随一です。大阪のような大型テーマパークはないけれど、京都、奈良のように寺社仏閣がそこら中にあるわけではないけれど、時間に追われずにゆったり過ごすにはバッチリです。普段の喧騒を離れ、癒やされに来てみてはいかがでしょう。

地域ナビゲーター

野尻順平

近畿支部 フォト/ビデオグラファー
野尻順平

大阪市在住。会社員時代を経て、フリーのカメラマンへ転身。地域に眠る魅力を発信することを自分の務めとして、住所不定の勢いで全国を飛び回り絶景、伝統工芸などを撮影。映画、お笑い、漫画などサブカルチャーが大好物。写真以外のジャンルから表現方法を吸収し、撮影に活かせないか日々模索中。