大分県別府市『べっぷの宿 ホテル白菊』

お客さまのオンリーワンのコンシェルジュに

2021.05.19

大分県別府市 × べっぷの宿 ホテル白菊

日本には旅の目的地になるホテルや、ふるさとに帰ったような気持ちになる旅館があります。この記事では、人々の記憶に残る「とっておきの宿」をふるさとLOVERSナビゲーターが訪問し、その魅力をたっぷりとご紹介します。今回訪れたのは、創業以来、70年以上受け継いできたおもてなしの心を大切にする大分県別府市にある「べっぷの宿 ホテル白菊」です。

泉都別府へようこそ

源泉数・湧出量ともに日本一の大分県が誇る温泉大国、別府。市内のいたる場所からとめどなく立ち上る湯けむりの下には8つの温泉地が点在し、泉質・ロケーションともに多種多様で個性的な湯を楽しめることが自慢です。そんな別府の中心地では、高架下にある昔ながらのレトロな商店街や数多く残る近代建築、温泉地ならではの共同湯などが徒歩圏内で散策できます。

別府駅に降り立つと、別府観光の父、油屋熊八(あぶらやくまはち)の銅像が両手を広げ、となりにある泉都ならではの“手湯”とともに旅人を歓迎。ここから別府の旅がスタートします。

日本庭園を有する格式ある佇まい

別府駅西口から青山通りを徒歩で8分。市街地にありながら落ち着いた雰囲気の「べっぷの宿 ホテル白菊」は、別府の老舗ホテルの代表格。代々受け継いでこられた「おもてなし」と大分の海の幸・山の幸をふんだんに盛り込んだ「料理のおもてなし」が自慢の宿です。

たっぷりと光を取り込む開放的なエントランスに入ると、接客支配人の安部洋二郎さんが出迎えてくれました。

館内でひときわ目を引いたのは中庭です。創業時は敷地内に離れが点在。数寄屋造りの日本家屋が1棟のみその姿を留め、格式の高さを感じさせる貫禄たるや、日本庭園とともに風情ある景観に、しばし見惚れたのでした。

お出迎えからお見送りまで同じスタッフが対応

館内には全98室あり、和室や和洋室、半露天風呂客室、洋室など旅のスタイルに合わせてセレクトできます。ゆったりと手足を伸ばせる居心地の良い空間が、旅の疲れをほぐしてくれそう。

白菊では客室でチェックインを行い、夕食、朝食、チェックアウトまでを同じスタッフが対応。「顔と名前を覚えていただけ、ご要望やお好みも把握でき、一貫したサービスにつながっています」と安部さんが言います。同じ時間を共有できるこの接客スタイルは、創業71年を迎えた今も代々引き継がれる白菊のおもてなし。担当の方がついてくれるプレミアム感と、何かあればすぐ声を掛けられる安心感にほっとします。

絶景とともにウェルカムドリンクを

チェックイン後は最上階のウェルカムラウンジでのサービスが待っています。目の前に飛び込んでくる別府湾を見渡す最高のロケーションに思わず「わー!」と無邪気にはしゃいでしまいました。さらにうれしいことに、ドリンクだけでなくパティシエお手製のスイーツも!4月からはアルコールも仲間入りし、思いがけない絶景ラウンジでの幸せなひととき、たまりません。

作り手の思いをストーリーで味わう

夕食は、ミシュランガイド熊本・大分2018特別版で二つ星に掲載された完全個室の料亭、気兼ねなくゆるりと時間を過ごせるお部屋食、別府の夜景を臨む最上階のレストランの3つから選べます。

豊後牛や関あじ、関さば、臼杵ふぐなど、大分県の豊かな山海の旬を取り入れた自慢の美味。日々メニュー開発にも力を注ぐ料理長が自ら市場や産地へ赴き、素材を見て、生産者の声を聞き、よりおいしさを引き出すための取り組みも。最近では佐伯市の市場から豊後水道(ぶんごすいどう)でその日とれた魚の情報が料理長へ直接届くようになったので、今後は特別メニューも登場予定とのこと。まさにとれたての、その時期だからこその味が食べられるのは、何度も訪れたくなる楽しみの一つになります。
 
料理を提供する際にメニュー名の由来や素材の産地、調理法、料理長の思いなど、メニューにまつわるストーリーを伝えることも大切にしているそう。目にも美しく、味わってさらに感動が広がる白菊の料理を、より楽しんでもらいたいというスタッフのみなさんの“白菊愛”が心に染みわたります。

おいしさの秘訣はすべてにおいて“作りたて”

料理のおいしさは温度と鮮度すべてにおいて“作りたて”が白菊の信念です。お肉を焼く、お刺身を引くタイミングも、一つ一つ出来立てを食べてもらえるように直前に準備。

そのこだわりは朝食バイキングにも取り入れられています。焼き魚やスクランブルエッグは作り置きせず少量ずつ焼いたものを、ご飯は炊飯器を数台並べ、時間差で炊き上がるようセットして常に炊き立てを準備する徹底ぶり。お客さまの笑顔のためのそのひとてまが、白菊のおいしさの秘訣となっているのでしょう。

別府温泉の源泉掛け流しでしっとり美人肌に

白菊の温泉は、別府八湯(べっぷはっとう)の一つである別府温泉に属します。泉質は炭酸水素塩泉で、古い角質や皮脂を落とす効果があり、なめらかな肌ざわりを実感できます。

さすがは湯の町。敷地内に3つある源泉からの掛け流しともあって、とにかく湯量が豊富なことに驚かされます。そして露天風呂の開放感は極上のリラクゼーションをもたらしてくれます。湯あがりはいつまでもぽかぽかとしたぬくもりが続き、肌はツルツル。日中は青空を、夜は星空を仰ぐ美人湯に大満足すること間違いありません。

今も変わらず受け継がれるおもてなしの心

「これは言い過ぎかもしれませんが、ホテルとして、ではなく“私のお客さま”という気持ちでご対応しています。食事がおいしかった、温泉がよかった、と何気ない言葉が私たちのモチベーションの源です。責任感も磨かれ、私たち自身がお客さまに育てていただいているようなものです」と安部さんが語ります。

ちょうどいいタイミングで、さりげなくおもてなしができるように、館内のしつらえやサービスなどすべてに疑問を投じ、改善点はスタッフ全員がアイデアを出し合って実践する姿勢が白菊の魅力へとつながっています。

「私が白菊で一番好きなのは温泉なんです」と帰り際に安部さんのおすすめを教えてくれました。次はタオル片手に、安部さんの笑顔に会いに白菊へ足を運びます。

施設情報はこちら

施設名
べっぷの宿 ホテル白菊

住所
大分県別府市上田の湯町16-36

電話番号
0977-21-2112

※施設に属する情報に関しましては、予告なく変更となる可能性がございます。ご訪問の際は各施設のホームページ等で最新の情報をご確認いただきますようお願いいたします。

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地域ナビゲーター

牧 亜希子

九州支部 ふるさと大分の魅力案内人
牧 亜希子

大分県大分市出身、在住。大分県各地の魅力をデザインや言葉、写真を介して伝えることを生業に長年携わってきました。プランナー・ライターとして自分がいいなと思った直感を信じて「大分ならでは」「大分だからこそ」を表現し、愛するふるさとを編集し続けていきたいです。