秋田県秋田市

地域レポーターが見つけた地元の魅力をご紹介<秋田市編>

2021.07.15

秋田市ローカル 魅力発掘発信ワークショップ

2020年11月に、秋田市で、地元の人しか知らない隠れた魅力を掘り起こし、届ける「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」のワークショップが開かれました。今回は、このワークショップで生まれたレポートの中からピックアップした「100年先に残したいもの」をご紹介します

Pick up①『空の映る田園風景』

<田園風景>
<田園風景>

5月になると新年度の疲れを癒すように現れるとっておきの景色。
雪が溶けてカラになっていた田んぼに水が入り、水面に空が映ることで上下一面空の色の世界となります。
時間によって景色が変わり、さまざまな違った顔を見せてくれるので、ついシャッターを切ってしまいます。
奥羽本線四ツ小屋駅近くのこの地域では、運が良くピンクの奥羽本線701系や真っ赤な秋田新幹線こまちが通り過ぎれば、美しい補色が映え、より互いの色を引き立ててくれます。

Pick up② 『自分の絵がガラス作品に!』

<ガラス細工体験>
<ガラス細工体験>

幼い頃に想像した『アーティスト』とは、頭の中で想像したものを魔法のように作り出す人でなかったでしょうか。
秋田駅から2駅の新屋駅から徒歩10分、秋田県唯一の美術大学がある新屋の町を歩いたところにある「秋田市新屋ガラス工房」。
ここでは予約をすると、吹きガラス体験をすることができます。
手順はまず、作りたいものの絵を紙に描くことから始まります。
「色をグラデーションにして、少し下の方にだけクラッシュ(ヒビ)を入れて、形はぽっちゃりした花瓶にしたい。」そんな私のわがままがたっぷり詰まった絵を見て、プロの作家としても活躍されている先生がたが、『どのように色ガラスを配置するか』『どのくらい膨らますか』と作戦会議をしてくださいます。

自分の肺活量の少なさにショックを受けながらも「もう一息!」「ガラス回すの忘れないで!」と先生に導かれながら一生懸命やってみると不思議なことに、少しづつそれらしき形が見事に出来上がっていきます。
一週間ほど経つと完成品が届きましたが、冷めてより一層鮮やかに色がついたガラスの花瓶は最初に自分が描いた絵の通り。
自分でデザインして作ったことでとても愛着が湧く作品になりました。

施設情報

施設名

秋田市新屋ガラス工房

住所

秋田県 秋田市 新屋表町5番2号

開館時間

9時〜17時 休館日:火曜

HP

https://araya-glass.akita.jp/

Pick up③ 『愛情をもって育てたダリアが秋田を彩る』

<ダリア>
<ダリア>

入場料を支払うと園内の好きなダリアを10本切り取って持ち帰る事が出来るイベントに参加してきました。
実は秋田県はダリアの生産者数が全国で1位!
そんな秋田県の中でも、秋田空港近くの秋田市雄和(ゆうわ)にある『秋田国際ダリア園』では約1.2ヘクタールの敷地に約700種、日本で作られているダリアのなんと8割以上の品種が育成されています。

通常、入園料400円を払いダリア園を鑑賞するところ、毎年、シーズンの最終日には特別に入園料を払うとハサミを貸出してくれ、好みのダリアを10本まで持ち帰る事が出来るイベントが開催されるのです。
今年のシーズン最終日は11月3日の文化の日でした。

入園して鑑賞するだけでも見応えのある園内なのに、さらにダリア10本をもらえるなんて、なんてお得なイベント!
園内は様々な品種、沢山のダリアがあり、どれにしようか迷ってなかなか最初の1本が決められません…
そして、周りの人を見るとみんなそれぞれに素敵なダリアを手に持っていて、目移りしてしまって決められない!
「好みの形」「好きな色」「大きさ」「長持ちしそうかどうか」等、考えながら30分くらいかけ、やっと10本を選び出しました。
秋田独自の品種は「NAMAHAGE●●」と名前が付けられているのだそう。
あまりに品種が多く自分の選んだダリアの品種までは残念ながらわかりませんでした。
来年も絶対参加したいと思うイベントでした!

施設名

施設名

秋田国際ダリア園

住所

秋田県秋田市雄和妙法字糠塚21

電話番号

018-886-2969

開園時期

8月13日〜11月初旬 ※時期によって異なります。

開園時間

日の出〜日没まで(7:00 - 18:00) ※時期によって異なります。

HP

http://www.akita-dahlia.jp/#top

施設情報は予告なく変更となる場合がございます。各HPで最新情報をご確認ください。

秋田市ローカル魅力発掘発信ワークショップ開催レポート
秋田市ローカル魅力発掘発信ワークショップ開催レポート